「今日こそ怒らないようにしよう」
朝、心の中でそう誓ったはずなのに——気づいたら、声を荒げて叱ってた。夜、寝顔を見ながら「あぁ、また今日もやってしまった」と反省する。子育てをしているパパなら、一度はこんな経験があるんじゃないでしょうか。
偉そうに子育てブログを書いている私ですが、正直に告白します。私は怒ってしまうパパです。それも、しょっちゅう。今日はカッコつけずに、我が家で何度も繰り返される「カオスな一幕」と、そこから少しずつ学んできたことを、ありのままに書いてみようと思います。
我が家の「無限ループ」、実況中継します
まずは、ある日の我が家の様子を実況してみます。きっと「あるある」と頷いてもらえるはずです。
子どもが、やってほしくないことをやり始める。最初は、私もまだ余裕があります。穏やかに、笑顔で注意します。
「ちょっと〜、それやめなよ〜」
ところがどっこい。子どもはこれが楽しくなってくる。パパが反応してくれたのが嬉しくて、調子に乗って、またやる。ニコニコしながら、もう一回。
ここで、私の口調が少しずつ変わってきます。
「だから、やめてって言ってるやろ」
関西寄りのイントネーションが出始めたら、危険信号です(笑)。でも子どもは止まりません。むしろニヤニヤしながら、わざともう一回やる。火に油どころか、ガソリンを直接注いでくるレベルです。
そして、ついに。
「いい加減にしろ!!」
——爆発。
こうなると、どうなるか。子どもは泣きます。「いやいや!」しか言わなくなります。物を蹴る、投げる。しまいには…こちらに向かって唾を出してくる。もうこうなると、子どもの怒りもMAX、こちらの怒りもMAX。我が家のリビングは、完全にカオスと化します。
こうなったら、もう何を言ってもムダ。私はいったん、その場を離れます。クールダウンの時間です。
嵐のあと、そして「またイラっ」とする瞬間
しばらくして、放置。お互いに少し距離を取って、時間が経つと、ゆっくり熱が引いてきます。
そして、落ち着いた頃。お互いに、ぽつりとこう言います。
「さっきは、ごめんな」
「…ごめんなさい」
ぎこちなくても、ちゃんと謝れる。そして最後に、仲直りのぎゅー(ハグ)。これをすると、さっきまでの険悪な空気がスッと溶けていくんですよね。
——よかった、これで一件落着。そう思ったのも束の間。
子どもはもう、別の楽しいことを始めています。さっきまでの嵐が嘘みたいに、ケロッとしている。あんなに泣いて、唾まで飛ばしてきたのに、もう完全に切り替わっている。
その姿を見て…正直、またちょっとイラっとする(笑)。「こっちはまだ引きずってるのに!」って。我ながら、なんて器の小さい父親なんだと思います。
ちゃん♪ちゃん♪(CMのジングル風に)
そして……だいたい30分後。子どもがまた別のいたずらを始めて、最初のシーンに戻る。我が家の無限ループの完成です。
なぜこうなるのか、冷静に自己分析してみた
怒っている真っ最中は気づけないのですが、後から冷静に振り返ると、見えてくることがあります。
まず大前提として、子どもは悪意があってやっているわけじゃない。これは断言できます。やんちゃ盛りで、わざと反対のことをしたがる時期。そして何より、パパがリアクションするのが、楽しくてたまらないんです。
怒られれば怒られるほどテンションが上がっていく。ある意味、すごい生き物です。大人の理屈なんて通用しません。「怒る」というこちらの最終手段が、子どもにとっては「最高に盛り上がるゲーム」になっている。完全に、こちらの負けです。
つまり、問題はどこにあるかというと——たぶん、こちら側なんですよね。「やめてほしい」という気持ちが、なかなか子どもに通じない。その焦りやモヤモヤが、心の中に少しずつ積み重なっていって、最後にドカンと爆発する。一方の子どもは、そのメカニズムなんて何も知らずに、ただ目の前のやりとりを楽しんでいるだけ。
結局のところ、これは盛大な「すれ違い」なんだと思います。怒っても根本的な解決にならないと頭ではわかっていても、感情がついてこない。これが、子育ての難しいところですよね。
ちなみに「子どもが言うことを聞かなくて、つい怒鳴ってしまう」という悩みは、時間を守らない問題でもまったく同じでした。怒る前に試したい声かけは、こちらの記事にもまとめています。
👉 子どもが時間を守らない…怒鳴る前に試したい対処法【3児パパの実体験】
同じ失敗を繰り返して、ようやく学んだ3つのこと
何度も何度も、この無限ループを繰り返してきました。でも、ただ繰り返していただけではなくて、少しずつ「こうした方がいいかも」と気づいたことがあります。今、我が家で意識している3つのことを紹介します。
① パパとママが、同時に怒らない
これは、夫婦で意識的にやっているルールです。
もし、パパとママが二人同時に怒ってしまうと、子どもには逃げ場がまったくなくなってしまう。両側から挟み撃ちにされて、頭が真っ白になってパニックになる。これでは、伝えたいことも伝わりません。
だから我が家では、ママが怒っているときは、パパは静観する。逆に、パパが怒っているときは、ママがそっと見守る。どちらか一方が「逃げ込める側」でいてあげる。これを意識するだけで、子どものパニックの度合いがだいぶ変わってきました。怒る役と、受け止める役。役割分担、大事です。
② 怒りが頂点のときは、何を言っても届かない
これは、本当に身をもって痛感していることです。
子どもの感情が爆発しているその瞬間に、どれだけ正しいことを言っても、1ミリも届きません。むしろ火に油。「なんでこんなことしたの!」「何回言ったらわかるの!」——全部、逆効果です。
だから、お互いの感情がピークのときは、いったん引く。そっとしておく。ここで大事なのは、これは「無視」ではなくて「待つ」だということ。突き放すんじゃなくて、お互いが冷静さを取り戻すための時間を、あえて作ってあげる。落ち着いてからじゃないと、対話は始まらないんですよね。
③ 落ち着いたら、わかりやすく説明する
そして、お互いの感情が落ち着いてから。ここでようやく、本題に入ります。
「さっき、パパはなんで怒ったと思う?」——子どもにもわかる言葉で、噛み砕いて話します。ポイントは、「責める」のではなく「伝える」こと。過去のことを蒸し返して叱るのではなく、これからどうしてほしいかを、落ち着いたトーンで伝える。
そして、我が家の締めくくりは決まっています。お互いに「ごめんなさい」を言って、最後は仲直りのぎゅー(ハグ)。怒ったことを引きずらず、ちゃんとリセットして終わる。もしかしたら、この「仲直りのハグ」が、3つの中で一番大事なことなのかもしれません。
まとめ:完璧な親なんて、いなくていい
……そして、だいたい30分後。我が家はまた、最初のループに戻ります。
でも、最近はもう、「それでいいんだ」と思うようにしています。
完璧な親なんて、どこにもいません。毎回うまく対応できなくていい。怒っちゃう日があってもいい。大事なのは、怒ったあとにちゃんと向き合って、仲直りできること。ぶつかっても、最後にぎゅっと抱きしめ合えるなら——それで十分じゃないかなと、今は思えています。
今日も、我が家はカオスです。たぶん、明日もカオスです。それでも、笑ったり、怒ったり、泣いたり、仲直りしたり。そのドタバタ全部が、家族の時間なんだろうなと。
同じループを、今日もどこかで繰り返しているパパへ。本当に、お疲れさまです。あなたは、一人じゃないですよ。
では、また。

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