「イクメン」という言葉はもう古い?令和パパが考える育児のあり方

育児・子育て

「イクメンですね」と言われるたびに、なんとなくモヤっとする。

そう感じているパパ、私だけじゃないと思います。

別に悪い言葉じゃないのはわかってる。でも、なんか違う気がする——。

実は私自身、このブログを始めたとき「イクメン」という言葉を迷わず選びました。それが今では、その言葉にモヤっとしている側になっています。

このブログを始めた経緯から、自分の育児観がどうアップデートされたかまで、正直に書いてみます。

このブログについて
このブログは「イクメンパパmakry」という名前ですが、実は私自身がその言葉に違和感を持ち始めています。ドメイン名は変えられませんが、このブログ自体を「イクメンを卒業していく過程」の記録にしていきたいと思っています。この記事はその第一歩です。

この記事でわかること

  • なぜ私が「イクメン」という言葉をブログ名に選んだのか
  • 調べていくうちに気づいた、自分の育児観の古さ
  • 「イクメン」という言葉が持つ問題点
  • 令和パパの育児観がどう変わってきているか
  • 「イクメン」を超えた先にある、「共育(トモイク)」という新しい育児のあり方

そもそも、なぜ「イクメン」という名前にしたのか

ブログを始めたきっかけ

私は3人の子どもを持つパパです。

ブログを始めたのは、育児に役立つことを発信したいという思いがきっかけでした。毎日の子育てのなかで学んだこと、失敗したこと、試してよかったこと——それを同じ立場のパパに届けたいと思っていました。

ブログ名を考えたとき、「パパの育児」を一言で表す言葉として真っ先に浮かんだのが「イクメン」でした。

「育児をするパパ=イクメン」。そのくらい、当時の自分にとってイクメンという言葉は自然なものでした。

「そもそもイクメンって何だろう?」と調べ始めた

ブログを運営していくうちに、ふとした疑問が生まれました。

「そもそもイクメンって、どういう意味で使われてきた言葉なんだろう?」

軽い気持ちで調べ始めたのですが、調べれば調べるほど、自分の頭の中の「育児」に対する認識が、思っていた以上にアップデートされていないことに気がつきました。

「育児をするパパはえらい」「育児に参加するパパはイクメン」——それを当たり前だと思っていた自分が、実はかなり古い価値観の上に立っていたんです。

「イクメン」という言葉が生まれた背景

2010年、厚生労働省が仕掛けた言葉

「イクメン」という言葉が広まったのは2010年のことです。

当時の長妻昭厚生労働大臣が国会で「イクメンという言葉を流行らせたい」と発言し、同年「イクメンプロジェクト」が始動しました。

育児休業を取得したり、育児に積極的に取り組む男性=「イクメン」として、社会全体でその姿を格好いいものとして発信する。そういう国家的なキャンペーンだったんです。

なぜそんなキャンペーンが必要だったのか

理由は単純で、当時のパパたちがあまりにも育児に関わっていなかったからです。

2010年頃の男性の育児休業取得率はわずか1.38%(厚生労働省調査)。100人いたら、育休を取るのは1人か2人という時代でした。

「男は仕事、女は家庭」という価値観が根強く残っていた時代。そこに風穴を開けるために「イクメン」という言葉が必要だった。そういう文脈があります。

「イクメン」という言葉が持つ問題点

「参加する」という表現への根本的な違和感

イクメンという言葉の裏には、「育児はもともとママのもので、パパは参加させてもらう」という前提が隠れています。

「育児に参加するパパ」って、よく考えると変な表現ですよね。

自分の子どもの育児に「参加する」って何?

会社の飲み会に「参加する」のとはわけが違います。育児は「参加するもの」じゃなくて、「当事者としてやるもの」のはず。

ママには使われない言葉

「イクメン」に対応する「イクジョ」「イクママ」という言葉は、ほぼ使われません。

なぜか。育児はもともとママがやって当然だと思われているから、わざわざ言葉で称賛する必要がないからです。

これは裏返せば、育児をするパパだけが特別扱いされているということ。つまり「イクメン」という言葉は、パパが育児をしないことを「普通」とみなす価値観の上に成り立っています。

「イクメン」と呼ばれることへのプレッシャー

もう一つの問題は、「イクメン」というレッテルが理想像を押しつけてくることです。

イクメンと呼ばれると、「完璧にこなすパパ」を演じなければならない気になる。SNSで育児の楽しい部分だけをアピールして、「すごいパパですね」と言われる……。

でも現実の育児は、もっと泥臭いし、しんどいし、うまくいかないことだらけです。

「イクメン」というイメージに縛られると、しんどいときに「しんどい」と言えなくなる。そういう息苦しさを感じているパパも多いのではないでしょうか。

令和パパの育児観はどう変わった?

「イクメン」から「共育(トモイク)」へ

2025年、厚生労働省の「イクメンプロジェクト」は「共育(トモイク)プロジェクト」へと名称が変わりました。

「育児に参加する男性を褒める」から「男女ともに当たり前に育児をする社会を作る」へ。国の姿勢そのものが変わってきています。

共育という言葉には、「育児はパパとママが一緒にやるもの」というフラットな前提があります。誰かが「特別なこと」をしているのではなく、二人の親がそれぞれの役割を担う。そういう考え方です。

今後このブログでも、「イクメン」という言葉より「共育パパ」「令和パパ」という表現を積極的に使っていきます。

育児は「手伝い」でも「参加」でもなく「当たり前」

令和のパパたちの意識は、確実に変わっています。

  • 育休を取ることへの抵抗感が下がった
  • 「俺は仕事があるから」という言い訳が通じなくなってきた
  • 育児を「妻の仕事」と思っているパパが減ってきた

男性の育休取得率は、2010年の1.38%から2023年には17.13%まで上昇しました。まだ十分とは言えませんが、「育児はパパもやるもの」という文化は着実に広がっています。

「イクメン」を超えた先で、共育パパとして何をすればいい?

「褒められるため」ではなく「自分のため」に育児をする

育児をするのは、褒められるためでも、妻を助けるためでもない。

自分の子どもと向き合いたいから、育児をする。

それだけでいいと思っています。

「イクメン」という称号を求めるのをやめたとき、育児が急に楽になる瞬間がありました。「うまくやらなきゃ」というプレッシャーが消えて、子どもと一緒にいること自体を楽しめるようになった気がします。

今日からできる3つのこと

難しいことは何もありません。

① 「手伝う」という言葉を使わない
「育児を手伝う」ではなく、「育児をする」。言葉を変えるだけで、自分の意識が変わります。

② しんどいときに「しんどい」と言う
育児がしんどいのは、パパもママも同じです。しんどさを共有することで、夫婦の連帯感が生まれます。

③ 子どもと「何もしない時間」を作る
公園でボーっとする、一緒に昼寝をする。何かを「してあげる」のではなく、ただそこにいる。それだけで十分なことが多いです。

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まとめ:「イクメン」卒業が、共育パパへの第一歩

「イクメン」という言葉は、必要な時代に必要な役割を果たしました。男性が育児をすることを「ありだ」と社会に認めさせた、その功績は大きい。

でも今は、次のステージに進む時期だと思います。

「育児をするパパが特別」ではなく、「育児をするのが普通のパパ(=共育パパ)」へ。

このブログ名は「イクメンパパ」のままですが、ここから発信する内容は共育パパとして等身大の育児を届けるものにしていきます。

あなたもぜひ、「イクメン」を卒業して、共育パパへの一歩を踏み出してみてください。

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