結論から言うと、お盆玉は「金額をそろえること」より「もらったあとどうするかを一緒に決めること」のほうが大事だと感じています。
わが家は3人きょうだい。お盆の帰省シーズンになると、祖父母や親戚からそれぞれお小遣いをもらってきます。ただ金額はバラバラで、子どもたちの反応もバラバラ。毎年ちょっとした悩みになっていました。この記事では、そこから生まれたわが家の工夫をまとめます。
お盆玉とは?由来と、よく見かける相場の目安
「お盆玉」という言葉、聞くようになったのはここ数年という方も多いと思います。由来には諸説あるようで、江戸時代の山形地方で奉公人が里帰りする際に着物や下駄を渡していた風習がもとになった、という説をよく見かけます。それが昭和に入ってお金を渡す形に変わり、ポチ袋が市販されたことで全国的な言葉として広まったようです。
金額の目安としてネット上でよく見かけるのは、次のような幅です。あくまで「よく言われている目安」で、公的な基準があるわけではありません。地域や家庭で差が大きい部分なので、参考程度に見てもらえたらと思います。
- 未就学児:1,000円以下
- 小学生:1,000〜3,000円
- 中学生:3,000〜5,000円
- 高校生:5,000〜10,000円
お年玉に比べるとやや控えめ、という位置づけで語られることが多い印象です。
わが家の3人、もらう金額がバラバラ問題
うちは小学校中学年の長女、小学校低学年の長男、3歳手前の末っ子の3人です。当然、お盆玉の金額は年齢によって差がつきます。長女が一番多く、末っ子はまだ現金そのものにピンときていない年齢です。
上の2人はどちらも小学生なので、金額の差は自然と目に入ります。実際、長男が「お姉ちゃんのほうが多い」と言ったことがありました。そこから「金額の差にどう向き合うか」を意識するようになりました。
封筒を2つ。「貯める」と「使う」に分ける
わが家がやっているのは、もらったお金を「貯める」「使う」の2つの封筒に分けて入れてもらう、というシンプルな方法です。
全額を貯金箱に入れるのではなく、一部は好きに使っていいというルールにしています。子どもたちは「自分で決められる」ことを楽しんでいるようです。
小1の長男は今、Switch2を目指して貯めている
いま長男(小学1年生)が貯めているのは、Nintendo Switch 2を買うためのお金です。きっかけは友達。「ポケモンZAをやってる子がいる。僕もやりたい」と言い出しました。
それ以来、お手伝いを頑張ってコツコツ貯めています。ただ本人は、まだ値段を調べていません。「いっぱい貯まったら値段を見る」と言っています。
親としては金額が分かっているので、正直、道のりの遠さに気が遠くなります。それでも本人は楽しみにしている。この温度差をどうするかが、いまのわが家の課題です。
「道のりが長い」を小1にどう伝えるか(これから試すこと)
ここから先はまだ実践できていない、これから試そうと思っている方法です。「先は長いよ」と言葉で言っても小1にはたぶん届かないので、数字を見える形にするのがよさそうだと考えています。
- ゴールの数字を一緒に調べて、紙に書く:まず本体の値段を一緒に確認する。ぼんやりした「いっぱい」を、はっきりした1つの数字にする
- 金額ではなく「あと何回」に置き換える:お手伝い1回◯円なら、あと何回で届くか。小1には金額より回数のほうが分かりやすいはず
- 10マスの表を塗る:目標を10等分して、1マス貯まるごとに色を塗る。減っていないこと・進んでいることが目で見える
- 途中で「今ここ」を一緒に確認する:月に1回でも数えて、前より増えたことを言葉にする
- 期限は切らない:「いつまでに」と決めると失敗になってしまう。急がなくていいことにする
個人的には、途中でやめてしまっても「貯めようとした経験」自体は残ると思っています。買えるかどうかより、お金は湧いてこないと知ることのほうが大事なのかなと。うまくいったら、また記事にします。
きょうだいの金額差は、無理に平等にしない
金額の差については、「もらう金額は年齢によって変わるものだよ」と正直に伝えるようにしました。無理に平等にはしません。
その代わり、家の中のお手伝いについてはきょうだい共通のルールでお小遣いを渡すようにしています。「外からもらうお金」と「家の中で稼ぐお小遣い」を分けて考えるようにしたところ、以前より不満の声は減った気がします。
ふだんのお小遣いの決め方(いつから・いくら渡すか)は、別の記事にまとめています。あわせてどうぞ。
子供のお小遣いはいつから?いくら?3児パパのわが家のお金教育【2026年版】
まとめ:金額より「どう使うか」を話す時間
お盆玉は、子どもにとって「まとまったお金を自分で管理する」最初の練習になる貴重な機会だと感じています。
- 相場はあくまで目安。家庭ごとに差があって当たり前
- もらったら「貯める・使う」に分けて、子どもに決めさせる
- きょうだいの差は隠さず伝える。その代わり家の中のルールはそろえる
- 目標が遠いときは、金額より「あと何回」で見せる
金額の多い少ないよりも、もらったお金をどう使うか一緒に話す時間のほうが大事なのかもしれません。今年のお盆玉も、家族の良い会話のきっかけになればと思っています。
帰省まわりの記事もあわせてどうぞ。


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