子どものおちゃらけに毎日イライラ|「怒るべきか」を仕分けたら怒る回数が減った話

育児・子育て

こんにちは、3児パパのmakryです!

最初に結論から言います。

毎日、子どものおちゃらけにイライラして怒ってしまう。あれの多くは、実は「怒らなくていいこと」でした。そして、そこに気づけるようになった入口が「自分は今イライラしているな」と気づくこと、いわゆるアンガーマネジメントでした。

念じたら子どもが変わる、みたいなスピリチュアルな話ではありません。順番はもっと現実的で、「自分の状態に気づく → 自分の態度が変わる → 子どもの反応が変わる」という、ちゃんと理屈のあるものです。

今日はそれを、我が家の食卓のリアルな場面を混ぜながら書いていきます。

「親は怒って正すべき」という思い込み

子育てをしていると、どこかでこう刷り込まれています。

  • 「子どもが悪いことをしたら、親は怒って正すべき」
  • 「怒るのも愛情」
  • 「おちゃらけを放っておいたら、しつけができない」

だから、ご飯中にふざけて茶碗をひっくり返しそうになったり、着替えの途中でパンツを頭にかぶって踊り出したりすると、反射的に「こら!」が出る。出したあとに、なんとも言えない罪悪感が残る。この繰り返しでした。

でも、ある先輩からこんな話を聞いてから、見方が変わりました。

先輩に言われた「気づきが相手を変える」

先輩の話はこうです。

相手の言動が嫌でイライラしたとき、まず「自分が今、嫌だと感じている」と気づくことが大事。気づくと、相手の言動が変わっていくよ

最初は正直、ちょっと不思議な話に聞こえました。でも、よく考えると精神論ではありませんでした。

イライラを無自覚に相手にぶつけているときと、「あ、自分は今こう感じているな」と一歩引いて落ち着いているときとでは、こちらの表情も、声のトーンも、間の取り方もまるで違います。相手はその空気に反応する。だから結果として相手の言動が変わる。

心理学ではこれをメタ認知とか感情のラベリングと呼びます。「怒っている自分」を上から眺める状態に切り替わるだけで、反応が和らぐことは研究でも確認されています。念力ではなく、自分の振る舞いが先に変わるから、相手が変わるという順番の話だったんです。

アンガーマネジメントは「気づき」を技術にしたもの

その後、職場でアンガーマネジメントの研修を受けて、点と点がつながりました。

アンガーマネジメントで習ったのは、ざっくりこの3つです。

  • 6秒ルール…怒りのピークは最初の6秒。そこをやり過ごすと衝動的な反応を防げる
  • エスケープ…その場をいったん離れて、感情と距離を取る
  • 怒りの数値化…「今の怒りは10段階でいくつか?」と点数をつける

やっていることは、先輩の言う「気づき」と本質的に同じでした。どれも「怒っている自分に、いったん気づくための道具」なんです。数値化なんてまさにそうで、「今のは3くらいかな」と点をつけた時点で、もう頭の一部が冷静に自分を観察している。

そして研修で一番刺さったのが、この一言でした。

怒らなくていいことは怒らない。怒るべきことは、正しく叱る。

我が家に当てはめてみた|「おちゃらけ」は怒るべきか?

これを持ち帰って、毎日のイライラに当てはめてみました。

うちの子のおちゃらけ。ご飯中の変顔、着替え中のダンス、寝る前の急なハイテンション。これは「怒るべきこと」なのか、「怒らなくていいこと」なのか?

数値化してみると、正直ほとんどが怒り2〜3でした。危険でもないし、誰かを傷つけてもいない。要するに「自分が今ちょっと面倒くさい・疲れている」だけ。子どもの問題というより、こちらのコンディションの問題だったわけです。

ここで、自分なりの線引きを決めました。

叱るべきこと(怒りを“使う”)

  • 命に関わる・ケガにつながる危険なこと(道路への飛び出し、火や刃物 など)
  • 人を傷つけること(叩く、暴言、モノを人に投げる)
  • 何度も約束したのに繰り返すこと

怒らなくていいこと(気づいて流す)

  • おちゃらけ、ふざけ
  • 失敗、こぼす、忘れる
  • 単に親の都合が悪いだけのこと(急いでるのに着替えが遅い、など)

こう分けてみると、毎日の「こら!」の8割くらいは、下の箱に入っていました。

「正しく叱る」って結局どうやるの?

では上の箱、本当に叱るべき場面ではどうするか。研修と実践でたどり着いたのはシンプルです。

  • 人格ではなく、行動を叱る…「なんでそんな子なの」ではなく「道路に飛び出したらダメ」
  • 短く…長い説教は響かないし、こちらも途中でヒートアップする
  • 理由を添える…「車が来たら危ないから」。ダメの理由をワンセットで
  • 落ち着いた声で…大声は情報ではなく恐怖しか伝わらない

叱る回数を減らして温存しておくと、いざ本気で叱ったときに、ちゃんと子どもに伝わる。毎日怒鳴っていた頃より、明らかに一発の効き目が変わりました。

明日から試せる3ステップ

難しいことは要りません。私がやっているのはこれだけです。

  1. イライラしたら、まず点数をつける…「今のは何点?」。3以下なら、たぶん怒らなくていいやつ
  2. 6秒だけ待つ or その場を1歩離れる…お茶を一口飲むでも、皿を下げるでもいい
  3. 「叱るべき箱」に入るときだけ、短く理由つきで叱る…それ以外はスルー、できれば一緒に笑う

まとめ

  • 毎日のおちゃらけへのイライラは、その多くが「怒らなくていいこと」だった
  • 大事なのは、まず「自分が今イライラしている」と気づくこと
  • アンガーマネジメント(6秒・エスケープ・数値化)は、その気づきを技術にしたもの
  • 怒る・怒らないを仕分けし、本当に大事な場面だけ「正しく叱る」と、一発が効くようになる

先輩の言った「気づきが相手を変える」は、スピリチュアルではなく、自分が変わるから子どもが変わるという、いたって現実的な話でした。

今日もきっと、うちの子はパンツを頭にかぶって踊ります。でも今は、点数をつけてから、たぶん一緒に笑えると思います。

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